トリメスター制のメリットとデメリット。意外と知らない留学知識②
前回の記事、「クォーター制ってなに?意外と知らない留学知識①」では、クォーター制とは何か?についてご紹介しました。
今回はトリメスター制について説明していきます。
トリメスター制とは
クォーター制が4学期制なら、トリメスター制とは?
トリメスター制とは3学期制です。簡単ですね笑
学期でいうと、春、夏、秋学期があります。
以下、トリメスター制を採用している学校のスケジュール例です。↓
春学期: 1月末 〜 4月中旬
夏学期: 5月 〜 8月中旬
秋: 9月 〜 12月中旬
当たり前ですが、クオータ制と比べて1学期あたりの期間が長くなっていますよね。
前回の記事でも話したように、アメリカの多くの学校ではこのトリメスター制か前述したクォーター制を採用しています。
日本でも主流はこのトリメスター制です。
小学校、中学校、高校のほぼ全てが3学期制を採用していますよね?
私は小中高で2学期制や4学期制を採用しているところを見たことがありません。
確かに3学期制と聞くと馴染み深い人も多いのではないでしょうか?
以前は、日本の大学もほとんがこのトリメスター制か、後述するセメスター制を採用していたようです。
現在はアメリカの大学がクォーター制を多く採用していることもあり、留学しやすいようにと色んな大学でクォーター制を取り込み始めているようですが、賛否両論ありますし、未だに主流はトリメスター制と言っても良いと思います。
実際、日本の大学のクオータ制はアメリカのと厳密に比べると違うらしいので…
以下、トリメスター制のメリット・デメリットになります。
メリット
- クォーター制と比べると期間が長いので、濃い内容を学習できる
真面目に考えて見ると濃い内容を勉強できるのって利点ですよね。
そのかわり内容が少し複雑になりますし、覚えなきゃいけないことも増えるわけですが、ポジティブに考えると利点ともいえます。
- 比較的ゆっくり授業が進行する。
上記利点と関連していますが、1学期の期間が長いのでクォーター制と比べて、1つのセクションに対しての時間が長くなります。
ゆっくり深く学習するといった感じですので、授業スピードが早すぎてついていけないというようなことはないと思います。
英語に不慣れな人はこのトリメスター制を最初に受けるのも一つの手です。
デメリット
- クォーター制と比べると1年間で受けれる授業数が少ない
クォーター制についての利点の逆になります。
学期ごとに授業を選ぶスタイルの場合、クォーター制の方がどうしても1年で取れる授業数という意味では多くなってしまいます。
その関係で単位数についてもクォータ制と、トリメスター制では違います。
(後日話していきます)
- セメスター制より1、2回テストが多い
後述しますが、セメスター制(2学期制)よりテストが1回多いです。
当然ですが、学期数が多いとテストの回数も増えますよね。
ただ、クォーター制の方が多いですし気にする必要はないと思います。
以上がトリメスター制の説明になります。
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