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褒美は人をダメにする。

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こんにちは、丸です。

今日6月28日は「パフェの日」らしいですね!

とは言ってもこれ↓

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ではなく…

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こっちの方なんですけどね!

巨人の藤本英雄投手が日本プロ野球史上初のパーフェクトゲーム(完全試合)を達成したことに因み、「パフェ(parfait)」がフランス語で「完全な(パーフェクト)」という意味であることから。

余談はさておき、そろそろ本題に入っていきたいと思います。

褒美は人をダメにする。

「今度のテストで満点とったら新しいゲームを買ってもらえるんだ!」

小学生の時に僕の友達が誇らしげに話していた言葉です。

その時は家に帰って直ぐ、親におねだりしたのを覚えています。

結局買ってはもらえませんでしたが…

 

僕と同じように羨ましい思いをした方は少なくないはずです。

もしくは「自分も同じようにご褒美をもらっていた」という方でしょうか。

あくまでイメージなのですが、よく親が子供にやる気を出させるためにこの方法をとっているような気がします。

 

これ、実はあまり良くないかもしれません。

アンダーマイニング効果

その理由が、このアンダーマイニング効果というものです。 

アンダーマイニング効果とは、内発的な動機による行動意欲が、外発的な動機が与えられることで低減してしまう心理学的効果です。

 

有名な例えで、以下のような例があります。

ある老人が、隣の空き地で毎日野球をする子供たちに困っていました。
そこで老人はある日思いつき、子供たちにこう言いました。
「君たちの野球を見るのがとても楽しいから、ここで野球をやってくれる度に100円あげよう。」
子供たちは驚きつつも喜んで野球をし続け、その後老人は毎日100円をあげました。
数日後、老人が「悪いが、今日からもうお金はない。あげるお金がなくなってしまったんだ。」と告げると子供たちは不満を言い、空地に来なくなりました。

 

子供達は野球をする事で100円を貰えるようになり、

野球をすることが目的  から→ 100円をもらう事が目的

になってしまったわけです。

老人がお金をあげなくなる、つまり「外発的動機」がなくなり、子供達は空き地に来なくなりました。

 

これと同じ事が先にあげた例で言えると思うんです。

どういうことか、本来「学生の本分は学業」というくらいですから、学生は自分で考え目標を立てて勉強をする必要があると思っています。

例、今度のテストで満点をとる、次のテストでクラスの一桁内にランクインする。

 

これに「褒美」という外発的動機が加わるとどうなるのか?

おそらく最終目的が、

「満点を取る」から「ゲームを買ってもらう」

「クラスで一桁内に入る」から「新しい洋服を買ってもらう」

このように切り替わってしまいます。

 

同じように「満点を取る」「クラス一桁」でも、自分で定めたのと、そうでないのとでは、この褒美がなくなった瞬間に大きな差が出てしまいます。

いつまでもご褒美をもらい続けるわけにもいきませんからね!

まとめ

以上、「なぜ褒美は人をダメにしてしまうのか」についてでした。

まだ学生ですが、心理学で学んだときにふと思ったので、こうして綴ってみました。

 

正直「最近の若い人は自分で考えようとしない」などなど言われているのは、こうした外発的動機によって甘やかされて成長しているせいではないのかな、とガッツリゆとり世代ながら思ったりします。

 

ただ最初のきっかけとしては、褒美は良いとも思いますし、結局は本人がどれだけ芯を持って目標を達成するために努力できるのかによると思います。僕は基本ぶれぶれだと思っているので、内発的動機を意識して今後は行動していきたいと思います!!!