不幸が続くときに試して欲しい、たった一つの心がけ。
僕が高校生のとき、約1年間連続する不幸な出来事に悩まされたことがありました。
彼女と別れ、足首の靭帯を2度切り、治ったと思えば両足の肉離れ…etc
とにかく心身共にこの連続する不幸にとても悩まされていました。
このときは本気で「自分は何かに呪われているのではなかろうか?」とネットで「除霊、格安」などと検索していたものです。結局金額的に断念して、魔除けの数珠を2つ買って左手首につけていたのを覚えています。(僕の高校はその辺の校則はゆるいところでした。)
今にして思えば僕が1年間も不幸に悩まされた理由はまさしくこれです。
詳しくはこれから話していきますが、不幸のドツボにハマっていたわけです。
不幸が続く原因は気分一致効果から?
気分一致効果とは
受け取る情報をその時の自分の感情に合わせてしまう心理学的効果です。
例えば、落ち込んでいるときに怪我をした場合、「これはきっと最近ツイていないからだ。」と悲観的に捉えてしまいます。
一方で、気分が高揚しているときに怪我をしても、「仕方がない、早く治そう。」と前向きに捉えることができます。
自分の感情にあった情報に目がいきやすくなるわけです!
一度「不幸」を認識してしまうと、次の不幸を呼びやすくしてしまいます。
これもちゃんと証明されていて、カラーパス効果と呼びます。
カラーパス効果とは
ある一つのことを意識することで、意識していることに関する情報が無意識のうちに自分の手元にたくさん集まるようになる現象のこと。
例
- 風邪を引いてしまう。(気持ちが後ろ向きに)
- 病み上がりで会社に行き、上司に怒られる (普段なら前向きに捉えられる)
- 「最近ツイていない、私はダメだ。」
- 注意力が散漫に、普段はしないミスをする。『全部不幸のせいだ』
- 彼氏・彼女・友達にこのことを愚痴る。
- 「最近愚痴が多い」と言われ、喧嘩に。
こんな感じで不幸の連鎖、負の連鎖は始まってしまいます。
上司に怒られたときに、前向きに捉えれたなら話は全く別の物になるはずです。
解決策は…
じゃあ、どうすればいいの??
散々難しいことを言ってきましたが、結局不幸を止める一番の近道は、
「引きずらない、気にしない。」です。
実際、僕の例で言えば、
- 彼女と別れた。→ んー、これは本当に仕方ないかな…
- 足首の靭帯を2度切る → 一度目は仕方ない。2度目はリハビリ不足
- 肉離れ → リハビリ不足。病み上がりで調子乗りすぎ。
てな具合です。
今思うとなんでこの3つの出来事を同じ「不幸」のせいにしていたのか分かりません笑
だって、特に怪我に関しては完全に自分のせいなわけですから。
悲観的状態になっている人は、自分の不利になる出来事を全て「不幸」のせいにすることで、更なる精神的ダメージから自分を守っているのかもしれません。
しかし、不幸の連鎖を止めるためには完全にNGな行為です。
だって、「引きずらない、気にしない。」ですから。
けど、これが一番難しいんですよね!!
気分一致効果を逆手に取れば、気分が良い時には情報の良い面を見るわけですから、悪いことが起こったときこそ、前向きな事に注目すれば良いんです。
普段落ち込んだ時に元気が出る曲を聴いたりしてますよね?聴き終わった後、少し心が軽くなった経験をしたことはありませんか?
こういう当たり前にやっているようなことも実は無意識的にこの効果の助けを受けているわけです。
まとめ
長々と綴ってきましたが、僕は「不幸が続く」という考え方を持つことはあまり良くないと思います。なぜなら、こういう考え方を持っていると、自分に不利な出来事は全部不幸のせいに出来ます。そうではなく、まず、そんなことが起こったときはできるだけ前向きに捉える努力が必要だと思います。
上司に怒られた → 上司は自分のことを気にかけてくれている
→ 期待されている!!
こんな感じだね!!
*ねこひげ先生さんが、「ポジティブになる6つの方法」という記事で気分一致効果について書かれていました。前向きになる方法について、より分かりやすく書いてあるので是非読んでみてください!!
余談…
あくまで余談なので、軽く聞いてもらって構いません笑
冒頭で話したように、僕が不幸の連鎖を体験していたとき魔除けの数珠を2つ買って左手につけていました。その効果は抜群だったようで、それ以降はこの悩みからも解放されました。気分一致効果などを知った現在では、数珠を買ったことで安心して気持ちが前を向いたおかげかなと思っています。
ただ、ある日数珠をつけて夜中に自転車を漕いでいたところ、左ハンドルを急に引っ張られる感覚があって、その数珠が急にパンッと音を立てて弾け飛んで壊れたことがありました。
………数珠ってホントに弾け飛ぶんですね。。。