遅筋と速筋とは。歳を取るにつれて筋肉痛は遅れてくるもの?あれ、嘘です。
最近学校終わりにジムに行くことが日課になってきました。丸です!
トレーニングをしている人にとって避けてはとおれないもの、そう、筋肉痛です。
僕も含めた一般の人が持つ筋肉痛への印象に、
「歳をとるほどに筋肉痛は遅れてくる」というものがあります。
実はこれ………嘘なんです。
今回はこのことについて、より詳しく話していこうと思います。
そもそも筋肉痛って??
筋肉痛とは、運動によって傷ついた筋肉の線維を修復しようとするときに起こる痛みだと考えられています。 筋肉痛とは運動に伴って起こる筋肉の痛みです。 一般的には、運動が終わった数時間後から翌日~翌々日というように、時間を置いて起こる「遅発性筋痛」が、「筋肉痛」と呼ばれています。
引用元:第一三共ヘルスケア
筋肉痛に対する一般的なイメージは、筋トレ後など腕や足などの筋肉に痛みを感じる現象だと思います。実際、僕の筋肉痛に対するイメージも”筋肉が炎症を起こしている状態”でしたから。
第一三共ヘルスケアの説明を見る限りでは、一般的な筋肉痛に関する理解は間違ってはいないように思えます。
筋トレといえばよく聞く「超回復」は、この炎症を治して筋肉がより丈夫に成長する期間や現象のこといいます。
超回復とは、筋力トレーニング後に24~48時間くらいの休息をとることによって起こる現象で、休息の間に筋肉の総量 がトレーニング前よりも増加することをいいます。
歳を取ると筋肉痛が遅れてくるは、嘘
最初に言ったように、
歳と筋肉痛がくるまでの時間には直接の関係はありません。
そもそも筋肉には大きく分けて2つ、遅筋と速筋と呼ばれるものがあります。
それぞれの役割はこんな感じじゃ。
「速筋」:瞬間的、瞬発的に大きな力を出すときなどに使われる筋肉。短距離走や高い負荷で筋トレを行なった場合に鍛えられる。筋肉痛になりやすい。
「遅筋」:普段暮らしている中で使われる筋肉。長距離走などの有酸素運動をすることで鍛えられる。筋肉痛になりにくい。
つまり、
- 速筋は筋肉痛になりやすいため、しっかりと高負荷での筋トレができていると、早い人はその日のうちに体の痛みがくる。
- 遅筋は筋肉痛になりにくいため、負荷が足りていない場合、有酸素運動になってしまい1、2日後、ひどい時は筋肉痛にならない。
ということです。
これが筋肉痛がくるまでの時間の差に直接関係しているわけです。
なぜ、歳-筋肉痛という関係が言われるようになったのか
これまでの話で、歳と筋肉痛は直接関係ないことは分かったと思います。
では、なぜこのような認識が生まれたのか。
知り合いのトレーナーの方に聞いてみたところ、あくまでもその人の考えですが、「歳をとるにつれて自分を制御してしまうようになるからだ」と言っていました。
分かりやすく言うと、こんな感じだよ!!
- 小さい子や、若い子は良い意味で手を抜くことを知らず、運動をするときに全力で筋肉を使うため、速筋を無意識的に使っている。
=早い段階で筋肉痛がきやすい。
- 反対に、年齢を重ねると手を抜くことを覚え、怪我の心配などをするようになるため、無意識的に自分の力にセーブをかけてしまう。
= 遅筋しか使わず、筋肉痛がきにくい。
このような理由から、歳-筋肉痛という関係ができたのだと思います。
高い負荷での筋トレは、無理矢理にでも速筋を使わせることを目的としているわけじゃな。
まとめ
今回は筋肉痛と遅筋・速筋の関係性について話をしました。
速筋をしっかり使った筋トレができていると、本当にその日のうちに筋肉痛はきます。やっても1、2日後にしか筋肉痛がこないという方は、もう少し高い負荷で筋トレをしてみてください。かなり効率が違ってくると思いますよ(^ ^)
*遅筋は速筋に比べて鍛えても大きくなりにくいため、筋肉を大きくすることを目的にする場合は、この速筋をどれだけ使えるかが大事になってきます*
スタイル維持をしたい場合は、遅筋を使った運動がオススメだよ!