何をしても三日坊主で続かないという方へ。頑張りすぎるからいけないんです。
何か目標のために明日からこれをする!!
(例えば: ダイエット、ランニング、趣味、勉強、etc....)
最初のうちはヤル気満々で頑張るものの、一週間やそこらで諦めてしまう。
私も含めて、人生誰しも1度は三日坊主を経験したことがあるはずです。
大人も子供も関係ありません。
むしろ、歳を重ねて現実が分かってくるほど好奇心も無くなり中途半端に諦めてしまうことが多くなると思います。
そんな私も含め、何かを続けられない人に言いたい。
頑張りすぎておらんか?
確かにそうかもしれまs……って、誰??
博士です、よろしくね!
……………………。
三日坊主の意味と由来
三日坊主の意味はご存知の方も多いと思います。
簡単に意味を説明すると、
- すぐに飽きてしまうこと。
- 物事が長続きしないことの例え。
- またそのような人のこと
つまりは、何かをしようとするけど続かないこと(人)ですね。
**別に三日だからと言って、三日限定ではありませんよ!**
この場合は、短い期間という解釈をしていただければと思います。
たまに三日坊主と三日天下を混同して使っている人がいる。
以下の文章、何がいけないのか分かるかな??
誤用例)「首席で入学したのに、学校が始まってすぐの試験では、もう100番台まで下がった。トップでいれたのは三日坊主だった」 *引用「三日坊主 - 故事ことわざ辞典」
この場合、正しくは「トップでいれたのは三日天下だった」という言い方です。
なぜなら、三日坊主とは飽きて長続きしない行動のこと、または人を表しているのであって、上のような文章の意味とは全く合いませんよね。
ちなみに、三日天下の意味は以下のような意味です。
- 権力を握っている期間が短いこと。
- 自分が優位に立っている期間が短いこと。
博士〜、三日天下は天下が三日なワケだから理解できるけど…
じゃあ、三日坊主の坊主って何??
三日坊主の坊主とは
三日坊主の坊主とは何か。
なんで坊主なんだよ!って思ったことありませんか? 笑
無くても知っておくに越したことはないですよね!!
そもそも三日坊主とは、お坊さんの修行が由来なんです。
僧の修業というものは、早朝からお勤めが始まり、食事も粗食で規則正しい生活を強いられる。出家しても、中途半端な気持ちでは修業の厳しさを乗り越えられず、三日経ったら還俗(出家した人が再び俗人に戻ること)してしまう人がいることから出来た言葉。「坊主」は、親しみやあざけりを込めて、他の語に付けていう。
例 「いたずら坊主」「やんちゃ坊主」*引用「三日坊主 - 故事ことわざ辞典」
お坊さんの修行はとても辛く、短い期間で修行を諦める人も多かった。 これが由来となり、親しみを込めて坊主と呼ぶようになったわけじゃ。
頑張り過ぎは三日坊主のもと
前置きが長くなってしまいました。
結局何が言いたかったのかというと、「何をしても三日坊主な人は、頑張り過ぎてるんじゃないですか??」ってことです。
例えば、
- ダイエットなら、過度な食事制限。
- ランニングなら、初日から1時間や2時間。
- 勉強なら、何時間も続けて頑張ろうとする。
趣味は合う・合わないがあるので例外ですが、「何かをしよう!」と思ったとき、上記のように極端に頑張っていないか振り返ってみてください。
その結果は目に見えています。
- ダイエット:食事制限に耐え切れず諦めて暴食→太る→再び食事制限
- ランニング:次の日筋肉痛→「明日でいいや」のループ
- 勉強:モチベダウン→「明日でいいや」のループ
*頑張りに耐え切れず止めてしまった場合です。
三日坊主の由来は、お坊さんの修行に耐え切れなかった人達のことでしたよね??
つまり、彼らも頑張り過ぎてたからそうなったわけです。
じゃあ、頑張るのを辞めれば良いんですか?
いやいや、そういうわけではないのじゃ。
まずは2ヶ月 、1日1分でも良いから続ける
何かを続けようとした場合、一番難しいのは習慣化することだと思います。
例えば1〜2週間のテスト勉強の後、テスト結果の良し悪しに関わらず、なんとなく「勉強しないと」と思ったことないですか??
これは、嫌々でも1〜2週間続けたことで習慣化されてきている最中だからです。
私の場合、このときに遊びを優先してしまいチャンスを逃していました。
肝心なのは、これをいかに習慣化するかということですよね。
最近の研究によると、新しい習慣が身につくまでの平均日数は66日、つまり約2ヶ月だそうです。面白いもので、ここまで続けるとやらないと落ち着かないようになってきます。
ここで大事なのが、限りなく簡単なことから始めるということ。
例えば、
- ダイエット:お菓子を食べるのをやめる。
- ランニング:20分から、ペースはジョギング程度
- 勉強(英語の場合):1日1フレーズ&1単語
これだと続けられる気がしませんか?
心理学者のフレデリック・ハーズバーグという人物は人の意欲を高める2つの主要因が「達成」と「達成が認められること」であると説きました。
つまり、続けるためには実現可能な小さな目標を達成していけば良いわけです。
勉強の例で言えば、
「1日1フレーズ&1単語」これを約2ヶ月続けれることが目標の達成となります。
もっと細かく言えば、今日も続けられたという達成もあるわけです。
本で言えば、
「1日1冊ではなく、1日5ページ」これを2ヶ月続けた頃には目標の達成と、一冊を読み終えた達成感もあるかもしれません。
そして目標を達成した後の次の2ヶ月は、「1日5フレーズ&5単語」や「1日10ページ」というように少しグレードアップさせれば良いんです。
まずは2ヶ月間続けること、これが一番大事なんじゃ。
まとめ
三日坊主にならないためには?というような記事で「明確な目標をたてる」というのをよく目にするような気がします。
ただ、いくら明確に目標を立てようが続けられないものは続けられません。
まずは、どうやってそれを続けるかが大事だと思います。
勉強で言えば、一日1分〜5分で出来る内容から始めることです。
飽きてしまわないように、曜日ごとに時間を変えておくのもコツじゃぞ!
*注意点*
あくまで続けるということが目標なので、充分に余裕がある人に向いています。
受験生はやっぱり必死こいて頑張るしかないです!!
受験をいずれ控えている方、早い段階での習慣化をオススメします!