留学でよく聞く AA degree・AS degree・AAS degree とは?|編入学に使える単位って?
早速ですが、この3つの言葉を聞いたことがあるでしょうか?
・AA degree
・AS degree
・AAS degree
海外のコミュニティカレッジや大学に少しの期間だけでも留学をした経験がある方なら、この3つの言葉は聞いたことがあると思います。
今回は聞いたことがない、または聞いたことはあるけどよく分からない、という方のためにAA, AS, AAS degree それぞれについて簡単にご説明していきます。
AA, AS, AAS degree の違い
では、これは一体なんなのか?
答えはAssociate Degree、つまり準学士号です。
「え、全部同じ準学士号なの?」
と思われた方、厳密に言うと上の3つは日本語で以下のように表せます。
AAS degreeについては私もまだ知らないことが多いのですが、基本的に4年制大学へ進学しようという場合、AA degree、もしくは AS degree のどちらかを条件として提示されるため、そこまできにする必要はありません。
*AAS degreeの単位はほぼ移行されないため
つまり、
文系のメジャーを専攻する人は必然的にAA degreeを、逆に理系を専攻する人はAS degree と取る必要があるということです。
準学士号の必要性
アメリカの短大や大学に通う以上は、学士号、もしくは準学士号を取得することがポイントに挙げられます。
私なんかの場合は"information"に意味もわからない状態で留学したので、入学したてのころは知る由もありません。
本当に最初は全てがちんぷんかんぷんでした。
コミカレを卒業したあとは、大学に編入しようというぼんやりとした決意みたいなものは確かにあったのですが、まず卒業するために何をすればいいか分かりませんでした。
基本的にコミュニティカレッジを卒業するためには、4学期制で90単位、3学期、2学期制で60単位以上を取得する必要があります。
(各学期制度については、また後日ご紹介します)
つまり、AA, AS degree のどちらを取得するにしても90単位もしくは60単位が必要になるということです。
しかし、ただ授業を取ればいいというわけではありません。
AA degree, AS degree それぞれで取らなければいけない授業というのが定められています。
幾つかの自由枠があるので、そこでは自分の好きな授業を取ることができますが、基本的には定められた流れにそって授業を取っていくような感じになります。
4学期制の場合、1学期に約15〜20単位程を取っている日本人が多いので、早ければ1年半くらいの期間でコミカレを卒業できます。
*4年制大学編入を考えている方には必要ないというわけではありません。
むしろ必須事項です。
始めに紹介したように、アメリカの多くの大学では編入条件として準学士号を取得していることが前提となります。
つまり、AA, AS degree を取ることがそのまま編入にも繋がるわけです。
なかには準学士号を取る必要のない大学や、準学士号+大学側が必須と定めている授業を取らなければいけない場合もあります。
自分の行きたい大学の編入条件はしっかりと確認しておくことが大切です。
まとめ
今回は、AA, AS, AAS degree についてのご紹介でした。
入学前の人に限らず、入学中の人でもこの違いや制度がよく分かっていない人も意外とたくさんいたりします。
編入学にはかかせない知識なので、ここに書いてあること以外にも自分でよく調べて見ることをオススメします。