高校修了プログラムとは? 16歳から誰でもカレッジ入学できる!!
今日は高校を中退して留学をすることを決断した子にその経緯について話を聞いたので簡単にご説明します。
高校中退から留学
高校1年生の夏、カナダのバンクーバーにある大学に3週間短期留学した経験が動機となり、高校1年の3月からアメリカに留学する決断をしたそうです。
しかし、彼は私立の進学校に通っていたため、即断即決という様に容易に退学を決断できなかったようです。
偏差値70の学校に通っていたようですし、普通に行けば日本の有名大学に入学することも可能ですしね。
実際、彼の父も高校中退した場合、下手をすれば中卒止まりとなってしまうため反対していました。
1年以上留学している今、メリット、デメリットはあるものの決断は間違っていなかったと彼は話していました。
以下、彼が感じたメリット・デメリットです。
メリット
高校を卒業してからアメリカのカレッジに進学するより、高校を退学してからアメリカのカレッジ付属の高校修了プログラム(High school completion)でカレッジに進学する方が早く修士課程を獲得できるため長い目で見ると、こちらの方が早くに卒業ができる。
デメリット
いくら早くに留学を決断できてもまだ高校生です。
留学に来ても、ホームシックになって日本に帰国ということを防ぐためにも辛抱強さは必要だと言っていました。
さらに休みの間に他国に旅行に行きたくても18歳以上の同伴者がいない限り、まず旅行に行くことができません。
多くの場合18歳以上という基準は日本と同じように設けられています。
それまでの間は色々と制限のある中で生活しなければいけないという点では苦労するかもとのことでした。
では、高校修了プログラムとは何か?
ここで簡単にご説明していきます。
高校修了プログラムって?
高校修了プログラム(high school completion)とはhigh school diplomaとも呼ばれ、カレッジで授業を受けながら高校終了認定も一緒に取れるプログラムのことです。
このプログラムがあるのはアメリカのワシントン州に限られるためカリフォルニア州どの他の州のカレッジでは高校修了認定(Diploma)は得ることができません。
また、カレッジ入学時に少なくとも16歳であることが入学条件です。
いくら早く入学したくても16歳までは待たなくてはいけません。
高校の修了認定を得る必要があるので、他学生が取るAA Degreeなどの準学士で必要とされる単位と別に少し多くの単位を得る必要があります。
専攻にもよりますが、+10〜20単位ほどだそうです。
10〜20単位は一学期で取ることも可能ですので普通に高校に通うよりは圧倒的に早く高校修了認定が取れます。
まとめ
今日は、高校修了プログラムについてと、実際にそのプログラムを使いカレッジに通っている子から聞いた話についてまとめました。
賛否両論あるとは思いますが、私はこれも一つの賢い選択だと思います。
実際、天才と呼ばれるような人たちの中にも、このプログラムを使って早くに学士号を取っている人もいるわけですから。
私も普通に高校に通って、普通に大学に進学する、そういう生き方が一番妥当だとは思います。
ただ、少しでも早くから留学がしたい人も多くいると思うので、そういう人に参考にしてもらえると嬉しいです。