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留学者数は年々減少している!?そのワケとは

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近年、会社や学校などのあちこちで「グローバル化」が一つのテーマとして挙げられています。

以前、私が通っていた高校もグローバル化の流れに乗るべく、英語プログラムの強化を懸命に行っていました。 

そんなグローバル社会とは裏腹に、外国大学への留学者数は年々減少傾向にあると言われていることを皆さんはご存知だったでしょうか?(私は知りませんでした笑)

  

 

留学者数は減少している??

まずは、以下のグラフを見てください。

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出典:平成29年3月 文部科学省集計 日本人の海外留学状況

「日本人の海外留学者数の推移」<別紙1>

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/__icsFiles/afieldfile/2016/04/08/1345878_1.pdf

 

左側から右に年代が新しくなっています。

残念ながら2014年までのデータしかありませんが、この文部科学省が集計した海外留学者数のグラフでは、2004年までをピークに人数は年々減少し続け、最近では少し上がったり下がったりを繰り返しているようです。

 

 

では、次のグラフを見てみてください。

 

f:id:marumaruus:20170704110942p:plain

グラフ:留学期間別留学者数(2015年度) <別紙2>

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/__icsFiles/afieldfile/2016/04/08/1345878_1.pdf

 

「あれ、上がってるじゃん」と思われた方、そこに原因があります

 

多くの人が留学者数が増加していると勘違いしてる原因の一つに、この日本支援機構の調査による状況として公開している一年間の留学者数統計グラフがあります。

 

四角で枠組みされている部分をよく見てください。

短期の交換留学等も含む、と書かれていますよね?

 

つまり、以前と比べると最近ではアメリカの4年制州立大学やコミュニティカレッジに留学するのではなく、日本の大学で交換留学プログラムを使って短期間で留学している人が増えているということが分かります。

個人的には短期でも留学は留学なので、留学者数は上がっていると言いたいところですが、世間一般的には下がっていると認識しておいた方が良さそうです。

 

 

その理由は??

次にその理由を考えてみました。

以下が、考えられる理由です。

1. 費用、学費などの問題

2. 外国大学卒は日本での就活が大変

3. 留年、落第などの心配

 

費用、学費などの問題

いつかの記事でアメリカの4年制大学の学費について話をしましたが、アメリカの大学の学費は毎年どんどん高くなっています。ホントに高いです。

f:id:marumaruus:20170704111232p:plain

出典:アメリカにおける州立大学の授業料-国立大学財務・経営センター

グラフ:4年生大学の授業料(2007年度) <別紙2>

http://www.zam.go.jp/n00/pdf/ni008013.pdf

 

このグラフも新しいものではありませんが、日本で大学の授業料が年々高騰しているのと同じようにアメリカの大学の学費も年々高騰しているのが分かると思います。

 

日本では私たち日本人はネイティブ、つまりその土地で生まれ育った人々なので、国立の学校にするとそこまで学費はかかりません。(私立の場合は確かに高いですが)

では、ネイティブじゃないとどうなるか

→学費とは別に払わなければならない授業料が発生します。

インターナショナル学生用の授業料といった感じです

 

それと同じようにアメリカでもネイティブの人(アメリカ人)の学費はそこまで高くはありませんが、日本人などの国外の学生(インターナショナルの学生)に対しては別物の授業料が割り当てられます。

 

こういった意味でもネイティブでない限り、その国の大学に通うというのは相当なお金が必要になるということです。

学費が足りなくなり途中で帰る学生もたまにいるみたいですし、費用や学費の心配をして留学に一歩踏みだせない人も多いはずです。

 

外国大学卒は日本での就活が大変

これは間違いなく原因にあると思います。

 

留学しようとする人の多くは外資系企業などの海外に関わる仕事などに就くことを目標にしているはずです。

そういった企業は日本からアメリカまで就活生のために出向き、日本と同じように面接などを行ってくれるので問題はありません。

実際、以前に私と同じ学校に留学していた友達もアメリカ国内で日本の就職活動を済ませて日本に帰国していました。

 

では、アメリカに来ない企業に就職したい場合はどうなるの?ってことです。

そうなると、アメリカにいながら就活は難しいので長期休みを取ってわざわざ帰らないといけません。なかなか面倒くさいですよね笑

卒業時期も日本とは違いますし、その辺りを調整するのも面倒です。

 

私も実は日本のメディア関連の会社で働きたいと考えているので、この大変組側の人間ですが、日本にある唯一の外国大学日本校「テンプル大学」に来年から編入する予定なので、日本での就職活動は問題なくできると思います。

テンプル大学に関してはまた次回詳しく話していこうと思います。)

 

留年、落第の心配

私の周りの友達にも結構いるんですが、留学をしている人は大抵が高卒、もしくは大学を途中で辞めてきたという人達です。

なかには高校を1年で辞めて留学している子もいます。

 

確かにカレッジの高校修了認定プログラムを取れば通常よりも早く高卒認定が取れますし、早く大学に行くことができます。

が、これには短所もあります。

 

高卒ですぐに来たにしろ、大学を辞めてきたにしろ、どちらも要は「高卒」です。高校中退で来た場合に関しては「中卒」と同じ扱いになります。

つまり、留年や落第などでいつまでたっても学位が取れない場合、いつまで経っても「高卒、もしくは中卒」扱いということになります。

そして、学費が足りずに帰る… 最終学歴は「高卒、もしくは中卒」です。

 

ちなみに、これは相当ネガティブに考えてみました笑

普通はしっかり授業を聞いて毎日授業に出ておけば、よほどのことがない限り落第なんかはしないと思います。

 

日本と違い学年という考え方があまりないので落第というよりは何か1クラス落としたみたいな感じですし、あまり心配はいりません。

ただ、日本の大学感覚でいると痛い目にあうかもしれません。

 

 

まとめ

今回は、海外に留学する人数が年々減っているというテーマで、2年制や4年制大学に長期間留学する人が減っている理由を勝手に考えてみました。

友達同士で似たような話題について真剣に話すこともありますし、結局これって留学している人が抱えている不安と変わらないのかなと感じました。

 

話しの途中でもお話ししましたが、日本にも「テンプル大学」という外国校の学位が取れる大学があります。いずれ詳しく話していきますが、日本人が30%という日本国内ではかなり少ない環境でアメリカと同じように英語で授業を受けることができます。

アメリカの大学への編入も簡単ですし、上記の不安を持っている人にはオススメです。(学費はそこそこ高いですが)