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直線的な歌詞が魅力的!|Lily Allen(リリー・アレン)・オススメの曲を紹介

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Lily Allenリリー・アレンは、イギリス・イングランド・ロンドン出身の歌手です。

15歳の時に学校を退学して作曲など音楽活動に専念し、「Myspaceマイスペース)」に曲を投稿していたことがレーベル契約につながりました。

 

音楽ジャンルは、スカ(ジャマイカで発祥した音楽ジャンル)、エレクトロ・ポップ、レゲエなどが融合したものです。

 

2009年にリリースされたセカンド・アルバム「It's Not Me, It's You」以降、エレクトロ・ポップなどのポップ・ミュージックの雰囲気が強まりました。

 

リリーはずっとスカ、レゲエ、ヒップホップなどの黒人発祥の音楽が好きなのだそうです。遠慮のない辛口な物言いでも有名で、曲中にも皮肉や非難が含まれますが、そこが良さの1つでもあります。

 

今回はそんなリリーのオススメの曲をご紹介します。

ご紹介する曲の歌詞はどれもかなりどストレートで真っ直ぐな歌詞になっているので、それを踏まえて読んでみてください。

 

 

Smile

 

リリーは恋人と別れた時に、男性の裏切りが原因でうつ状態となり薬物を過剰摂取して入院した経験があります。

 

リリーはこの曲で、男性の裏切りに対する自分の気持ちを整理しつつその男性の惨めさを笑っています。リリーは復讐心を持っており、元彼が自分と別れた今、苦しんでいるのを見て満足しているのです。

 

主人公の女性は “you first left me”(あなたが先に私の元から去って)、”I just sat by myself all day”(一日中一人でただ座りこんだままだった)と言っています。

ですが、”with a little help from my friends I found a light in the tunnel at the end”(友達が助けてくれたからトンネルの先の光を見つけることができた)のだと言っています。

 

”Now you're calling me up on the phone”(今やあなたの方が私に電話してくる)のですが、”it's only because you're feeling alone”(それはただあなたが寂しいからなのよね)と主人公の女性は分かっているのです。

“At first when I see you cry, Yeah, it makes me smile”(あなたが泣いているのを見たら、私は笑うわね)、”At worst I feel bad for a while”(最低でも少しは申し訳なく思うけれど)、”But then I just smile”(それでも私はただ笑うだけよ)と、自分を傷つけた相手が苦しんでいるのを見てせいせいしているのです。

 

 

F○ck You

 

この曲についてリリーは、「この曲は元々、アメリカの大統領だった大馬鹿者について書いたものなの。ジョージ・W・○○ のことよ」と言っています。

 

後の曲の歌詞を見ていただけると分かるように、この歌詞の内容は人種差別を否定する内容になっています。

 

リリーは後になってから、「この曲の内容はいろんなことやいろんな人に当てはまるから、今は特定の人を標的にはしていないわ」と言っています。

 

2012年の映画『ピッチ・パーフェクト』、2014年の『あと1センチの恋』などで使われました。

 

f○ck you” という言葉は、日本語で言えば「くたばれ!」「くそったれ!」などのように相手を罵る表現です。

最近だと元AKBの大島優子さんが、須藤梨々香さんに向けて送った帽子のメッセージにこの文字が書かれていたことで話題になりましたよね。

 

相手に対して ”So you say It's not okay to be gay”(あなたはゲイでいることがいけないことだって言うのね)、”Well I think you're just evil”(私はね、あなたが悪人だと思うわ)と言っています。

 

そして、”You're just some racist”(あなたはただの人種差別主義者よ)、”Your point of view is medieval”(あなたの物の見方って古すぎる)と批判しています。

 

 

LDN

 

”There was a little old lady, who was walking down the road”(おばあさんが道を歩いている)のですが、”struggling with bags from Tesco”(スーパーの袋を運ぶのに苦労して)います。

そこへ ”a kid came along to offer a hand”(子どもが手助けをしましょうかとやって来る)のですが、子どもは ”before she had time to accept it hits her over the head”(おばあさんがそれに返事をする前におばあさんの頭をたたく)のです。

そして子どもは “doesn't care if she's dead Cause he's got all her jewelery and wallet”(おばあさんが身に着けていた宝石も財布もすべて取れたから、おばあさんが死んでいたとしても気にもとめない)のです。

 

ここだけ見るとかなり酷い歌詞ですよね。 

 

この曲のタイトルはロンドンを指しています。”Riding through the city on my bike all day”(自転車で町(ロンドン)の中を一日中走り回っている)間に目にするものを歌っています。現実に起きているこのようなことを語り、”why Would I wanna be anywhere else”(なぜ別の場所に行きたいなんて思うでしょう(思うわけないでしょう?)と言っているのですが、これは逆説的な表現で「どこか別の場所に行きたいという気持ちになる」という意味なのです。

 

 

まとめ

リリーの歌詞は過激なものが多く、直線的なので好き嫌いが別れるかもしれません。

 

ただ、歌詞が直線的な分彼女が本当に伝えたいことが曲を通して真っ直ぐに伝わってきます。私は彼女の歌の曲調が好きで聴き始めたのですが、最初こそ歌詞にビックリはしたものの、この直線的な歌詞こそが彼女の一つの魅力ではないかと思っています。

 

もちろん、今回紹介した曲以外にも楽しげな曲もありますし、そういった曲でも感情に語りかけてくる彼女の曲はオススメです。