アメリカ国内で時差ボケ!?|サマータイムのQ&A
突然ですが、問題です。
これは一体何時でしょう??
日本の首都東京を例に挙げて考えてみましょう。
東京の夏の平均日没時刻はだいたい18時から19時半までの間です。
*日没とは太陽の頭が完全に地平線に沈む時刻を意味します。
地区によって多少の違いはあるものの、日本の夏の平均的な日没時刻は18〜19時半の間と言って良いと思います。
では、それを踏まえた上でもう一度画像を見てください。
建物などの影が長くなっているので太陽が沈んできていることは分かりますよね!
日本でいうと17時〜18時の間といったところでしょうか。
「じゃあ、答えは18時!」
いいえ、違います。
答えは、「21時前です。」
「え、明るすぎない??」
こう思われた方、私も激しく同意です。
(ちなみに写真は5月に撮ったものです)
原因はアメリカ国内での時差、*白夜など、様々な理由が考えられますが、今回はサマータイムという1つのことに焦点を置いて話していこうと思います。
*厳密に言うと白夜とは北欧米国やカナダ北部、アラスカの方で起きる日が沈まない現象なので、そんな感じのやつだと思ってください。
サマータイムとは?
アメリカやヨーロッパ各国などの一部の国で実施されている夏期間だけ、時間を1時間早める政策です。
デイライト・セービング・タイムとも呼ばれ、その名の通り太陽の出ている時間帯を有効的に活用しようとする試みで実施されました。
この時間が変わる瞬間ってのは結構面白いですよ。
同じ時間を2回生活しているような感覚です。
時計を基本的に見ない人にとっては関係ないことかもしれませんが笑
他の時期に比べて1時間時間を早めているため、本来よりも昼間の時間、つまり太陽の出ている時間が長くなります。
昼間の時間を長くすることにより犯罪率が減るだとか、仕事をした後の余暇の時間が増えるだとか経済的に見ても結構メリットがあるようです。
最初の写真の問題に戻ります。
答えは「サマータイムの21時です。」
つまり通常時間の20時ということです。
20時でも充分明るすぎる気はしますけどね笑
やっぱり他にも理由はあるんじゃないかと思います。
当然ですが、サマータイムは夏期間の間だけ実施されます。
つまり夏期間が終わるとまた時間が戻るということです。
このサマータイムが終わると、季節の影響もあり異常に日が沈むのが早いです。
冬場だと5時にはもう真っ暗です。
「あ、もう外が真っ暗だし寝ようかな」と思い、時間を見ると夕方5時。
夏はその逆で6時感覚でご飯を食べて時計を見ると9時過ぎ。
こんなのざらにあります。
さすがにネイティブの人は慣れているようですが、私は未だに慣れません笑
夏と冬の差がありすぎて国内でもたまに時差ボケを感じます。
日本にもサマータイムは存在した。
あまり知られていませんが、戦争直後は日本にもサマータイムが存在しました。
太平洋戦争で負けた日本は連合国軍に占領されていたので、GHQからの命令によりサマータイムを実施していたようです。
せめてもの抵抗なのか理由は定かではありませんが、マスコミや人々はサンマータイムと言っていたようです。
サマータイムがなくなって以降も何度か再実施しようという試みがあったようですが、戦争直後の占領の時期に実施していた というあまり良くない印象のため、反対意見も多いようです。
まとめ
今回はサマータイムについてお話ししました。
サマータイムって日の出の時間が長く感じる(実際かなり長い)ので結構好きなんですが、秋・冬との差がありすぎて季節の変わり目にはいつも苦労します。
実際、この日の出時間の極端さって一体何が原因なんですかね、
そのことについてもいずれ書いていくかもしれません笑